みなさまこんにちは。
これまで、DesignSparkPCBの使い方の基本について書いてきましたが、そうこうしていいるうちに日本語のチュートリアルがリリースされています。
→ DesignSpark PCB 日本語チュートリアル
→ DesignSpark PCB 日本語チュートリアル(ライブラリ作成編)
→ DesignSpark PCB日本語チュートリアル(Eagleファイルインポート編)
この中の「ライブラリ作成機能」は使ってますか?ここでは、このライブラリ作成について、実際に使いながら解説していきたいと思います。
DesignSparkのライブラリは
1 回路図記号の雛形ライブラリ
2 基板記号の雛形ライブラリ
3 コンポーネントライブラリ
の3つで構成されていて、3のコンポーネントライブラリは1の回路図記号 と2の基板記号 の組合せで構成されます。
ライブラリが3つの独立したライブラリがあることでいいことがあるようですが。。。
このコンセプトについて記載してみます。
それぞれのライブラリに分かれている利点は、ライブラリの作成・編集・管理を効率よく行えることです。
例 えば、いくつかのパッケージタイプがあるICのファミリーの部品ライブライブラリを作成する場合、1製品ずつ回路記号・基板記号を定義するより、一度定義 した回路記号を使いまわして定義する方が効率がよいですよね。また回路記号に変更があった場合でも、ファミリー製品の全ライブラリを修正する必要がなく、 こちらも効率的です。
そのため、DesignSparkPCBでは回路記号と基板記号は別のライブラリになっています。
DesignSparkPCBにてライブラリを作成する基本的な流れは、
(1) 回路図記号作成
↓
(2) 基板記号作成
↓
(3) コンポーネントエディタで(1)(2)の組合せとピンアサイン定義 (マッピング)
これで一つのコンポーネントライブラリが作成できます。
直接図面に書き込みたくなる場合もあると思いますが、基本的には(1)(2)(3)の手順で部品を定義し、その後で図面に配置する使い方となります。
もし回路図記号だけのライブラリを作成したい場合は(1)(3)で行えますし、同様に(2)(3)を行うことで基板記号だけをもった部品ライブラリを作成することもできます。
ではライブラリの作成・編集等を行うライブラリマネージャを見てみましょう。ライブラリマネージャはFile>Libraliesで起動します。

こんな画面が出てきます。

この画面にはいくつかのタブがありますので一つずつ見ていきましょう。
■ Schematic Symbolsタブ:
タブの最上部にあるLibrary項目で、目的のLibraryファイルを選択します。
この時「All Libraries」 を選択すると、全Libraryファイルが選択されたことになります。
次に、選択されたLibraryファイル内にある回路記号シンボルの数と名称リストが、Library Contents 項目で表示されます。
このリスト上で選択された回路図記号を編集することができます。
この時、 Preview をチェックすると、そのコンポーネントの回路図記号がウィンドウ右側に表示されます。

■ PCB Symbolsタブ:
こちらも同様、Library項目で目的のライブラリファイルを選択し、Library Contentsで、ファイル中の基板記号ライブラリを選択して、編集等を行います。プレビューをチェックすると、そのコンポーネントの基板記号が表示されます。

■ Componentsタブ:
Libraryでライブラリファイルを選択し、Library Contentsで、ファイル内のライブラリリストを選択することで、回路記号・基板記号の組合せやピンアサイン等が編集できます。プレビューをチェックすると、そのコンポーネントの回路図記号と基板記号が表示されます。

■ 3D Viewタブ:
選択しているLibraryのリストがLibrary Contentsに表示されます。そしてLibrary Contentsで選択したコンポーネントで使用している3Dと基板記号がプレビューできます。このプレビューでも3Dをマウスでクリックしたまま動かすと角度を変えて表示してくれます。
今までのタブすべてに、Library Contentsとプレビューの間にツールとユーティリティボタンがあります。ライブラリの新規作成・編集・削除等、なにかしらの操作をしたい時は、目的のライブラリを選択した上で、このユーティリティーボタンで行います。

■ Folderタブ:
あまりお世話にならないと思っているのですが、ライブラリのパスが表示できます。
ライブラリ用のフォルダパスをデフォルトから変更したい場合はこちらで行います。何かの拍子にライブラリパスが消えてしまったら、ここからライブラリパスの設定をしてください。
次回からは実際に新しいライブラリを作成して、操作を見ていこうと思います。
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